借金があっても見捨てないでいてくれた両親

私は二十代の時に、ラドン吸入器をレンタルしたり、ギャンブルにはまって借金をしてしまいました。キャッシングですが、みるみるふくらんでいったのです。私はとても困っていました。友人にお金を貸してと頼んでも、誰も貸してはくれずに離れていったのです。

その時私は上京して一人暮らしをしていました。両親が反対するのも聞かないで、家を飛び出した始末です。そんな私に両親はお金を貸してくれました。ずっと言えなかったけれど、この借金を返済できる見通しが全くたたなかったのです。だから実家へ行って両親に話しました。

最初は黙って聞いているので、怒っているだろうと思っていたのです。でも「これで返済しなさい」と言ってお金を渡してくれたのです。とても嬉しくて涙が出ました。

上京して二年間、ろくに連絡もしていませんでした。実家に顔を出してもいなかったのです。そんな私に、両親は何も言わずにこうしてくれたのです。それがとても嬉しかったです。

私の事を見捨てないでいてくれた両親に、とても感謝しています。